著:齋藤陽道、頭木弘樹、岩崎 航、三角みづ紀、田代一倫、和島香太郎、坂口恭平、鈴木大介、與那覇 潤、森 まゆみ、丸山正樹、川口有美子 版元:里山社 P256 四六判ハードカバー 2020年10月刊
体が病に侵されたとき人はことばを必要とする(そのようなとき、人は出合うべきことばと出合う)。不安や弱さに寄り添った本は、どのような本だったのだろう。それぞれの個別の体験は、いかに生きるかということを、読むものにも思い起こさせる。
■目次 *版元サイトより
【本を知る】
齋藤陽道 母の絵日記
頭木弘樹 本嫌いが病気をして本好きになるまで
岩崎航 病をふくめた姿で
【本が導く】
三角みづ紀 物語に導かれて
田代一倫 写真と生活
和島香太郎 てんかんと、ありきたりな日常
【本が読めない】
坂口恭平 ごめん、ベケット
鈴木大介 本が読めない。
【本と病と暮らしと】
與那覇潤 リワークと私―ブックトークがあった日々
森まゆみ 体の中で内戦が起こった。―原田病と足るを知る暮らし―
【本と、傍らに】
丸山正樹 常にそこにあるもの
川口有美子 それは、ただ生きて在ること