




詩:谷川俊太郎 絵:中山信一 版元:主婦の友社 P32 B5変形判ハードカバー 2021年4月1日刊
これは本当にいい絵本の誕生。谷川俊太郎さんの詩に中山信一さんが絵を描いた絵本は、うそをついたときの、様々に張り裂けそうな思いが、男の子のこの表情によく表れている。飼っている犬、水たまりやアリンコなどからなる自然……。中山さんの絵にかかると、すべてがチクチク見えるのが不思議。
うそとほんとう。割り切れない世界にいま足を踏み出している、この男の子に幸ありますように。
*書き下ろしの「あとがき」あり