




著:堀川理万子 版元:偕成社 P32 220㎜×280㎜ハードカバー 2021年5月刊
絵本でも、大人の本でも日本では、このように子どもを「子どもあつかいしない」本は珍しい。海辺にあるアトリエで、絵描きさんと過ごしたひと夏の思い出。群青の海、感じのよい調度品……、クールでいながらあたたかいといった、稀有な絵本です。
*著者サイン入りは売り切れました
【著者コメント】 *版元サイトより
子どものころ、近所に住んでいた女性の画家の先生に絵を習っていました。
天井の高い、静かなアトリエに一人で暮らしていたその人は、わたしにとってはじめての、子どもを〝子どもあつかいしない〟おとなでした。
ちょうど、この絵本に出てくる〝絵描きさん〟みたいな人だったのです。
わたしは、おとなになって画家になりました。
でも、もし、そうならなかったとしても、やはり、わたしには影響の大きい人だったと思うのです。
堀川理万子