人生ミスっても自殺しないで、旅
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人生ミスっても自殺しないで、旅

¥2,530 税込

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著:諸隈元 版元:晶文社 P440 B6変形判ハードカバー 2021年7月刊 目の前の「旅」と、ヴィトゲンシュタインのトリヴィアルな情報とが、絡まり合いながら続いていく。ひたすら逸脱を重ねる文章は「読んでいる」という実感を強く呼び覚ましすばらしい。生きるために、旅。そして書き続けるという生きかた。 【内容】 *版元サイトより 人生ミスったら、自殺しなければならない。そう信じて夢破れた男が出かけた欧州独り旅。道に迷った彼に贈られた言葉は「エンジョイ」。語りえぬ体験談を語り尽くす哲学的紀行エッセイ。 大学卒業後7年間自宅に引きこもり、ひたすら一作の小説を書くも結果が出ず、まるで将来の見通しは立たず、未納が続く国民年金は当然もらうべくもない、苦しくも貧しい老後の見通しだけは立つ。その上、いわゆるリーマンショックの翌年ゆえ、ろくな仕事の求人もない。むろん恋人はおろか、友人もいない。つまり、人生お先真っ暗だ。 ――そして、絶望と失意のもと、彼は全財産の40万円を持って当てもなく漂うように欧州へ旅立った。 度重なる沈黙。通じない言語ゲーム。見つからないバスタブ付きの宿。イギリスで敬愛する哲学者の墓参り、ルーマニアで野犬に追われ、クロアチアでカレーを奢られ、ウィーンでベートーヴェンを聴き逃し、ドイツでホームレスを経験後「あっ」という間に自宅に帰ってきたヴィトゲンシュタイン情報蒐集家兼小説家兼法律事務所アルバイターは、なぜ自殺しないで生きのびたのか。 ツルツルした理論文学論考から、ザラザラした文学探究の世界へ。