版元:代わりに読む人 P222 四六判ソフトカバー 2022年6月刊
これは斬新で贅沢だ。メジャー/インディペンデント、ジャンルの分け隔てなく作家が存分に腕を奮い、1ページごとに佐貫絢郁さんのアート作品が配される。レイアウトも自在に変化、ただ「読む」が追及される雑誌。
【目次】 *版元サイトより
◎特集「準備」
二見さわや歌……行商日記
陳詩遠……………解凍されゆく自身とジュネーブ近郊の地下で起こっている乱痴気騒ぎについて
小山田浩子………バカンス
伏見瞬……………準備の準備のために、あるいはなぜ私が「蓮實重彥論」を書くことになったか
田巻秀敏…………『貨物船で太平洋を渡る』とそれからのこと
オルタナ旧市街…完璧な想像(ポートオーソリティ・バスターミナルで起こったこと)
近藤聡乃…………ただ暮らす
橋本義武…………準備の学としての数学
わかしょ文庫……八ツ柳商事の最終営業日
柿内正午…………会社員の準備
海乃凧……………身支度
太田靖久…………××××××
佐川恭一…………ア・リーン・アンド・イーヴル・モブ・オブ・ムーンカラード・ハウンズの大会
鎌田裕樹…………オチがない人生のための過不足ない準備
毛利悠子…………思いつき
友田とん…………雑誌の準備、準備としての雑誌
◎「2021年に読んだ本」
近藤聡乃/太田靖久/佐川恭一/田巻秀敏/柿内正午/蛙坂須美/小山田浩子/二見さわや歌/オルタナ旧市街/伏見瞬/東條慎生/海乃凧/陳詩遠/鎌田裕樹/わかしょ文庫/haco/友田とん/コバヤシタケシ
◎連載・小特集「これから読む後藤明生」
haco………………日常と非日常の境界線
蛙坂須美…………後藤明生と幽霊 ──『雨月物語』『雨月物語紀行』を読む
東條慎生…………見ることの政治性 ——なぜ後藤明生は政治的に見えないのか?
友田とん…………後藤明生が気になって
◎コバヤシタケシ…………dessin (1)
◎執筆者略歴
◎編集後記