編:三砂慶明 版元:世界思想社 P216 四六判ソフトカバー 2022年6月刊
店がある地域、その業種、チェーン店か独立経営かとその違いはあるけれど、本屋という場所に火を熾し、それに毎日薪をくべることでは変わらない。多くの書店人がそれぞれの立場で書き、語った「本屋という仕事」。大切なのは、それを絶やさぬことだ。
*Titleは誠光社の堀部篤史さんとON READINGの黒田義隆さんとの鼎談が収録されております(司会・構成は北村知之さん)
【目次】 *版元サイトより
序 本屋は焚き火である
三砂慶明(読書室・梅田 蔦屋書店)
第Ⅰ部 火を熾す――本屋のない場所に本への扉をつくる
1章 汽水空港という信仰
モリテツヤ(汽水空港)
2章 言葉をひらく場所
宇田智子(市場の古本屋ウララ)
3章 背表紙を眺める
田尻久子(橙書店・オレンジ)
4章 本屋から遠く離れて――定有堂教室「読む会」のこと
奈良敏行(定有堂書店)
鼎談1 完璧な本
辻山良雄×堀部篤史×黒田義隆
司会・構成・追記:北村知之
第Ⅱ部 薪をくべる――日々の仕事から新しい価値がうまれる
5章 書店の棚論――「棚づくり」について
岡村正純(大阪高裁内ブックセンター)
6章 本屋の生態系――本屋に集まる人が作り上げるもの
徳永圭子(丸善博多店)
7章 書店員の本屋の楽しみ方――「観察」のすすめ
東二町順也(紀伊國屋書店新宿本店)
8章 本にかかわる全ての仕事
北田博充(書肆汽水域・梅田 蔦屋書店)
鼎談2 あなたのための本
磯上竜也×長江貴士×鎌田裕樹
司会・構成・追記:北田博充
第Ⅲ部 火を焚き続けるために――本屋の仕事を拡張する
9章 読者への窓を広げて――食べるように読み、つくるように書く
狩野俊(コクテイル書房)
10章 これからの読者のために――出版物流から読書環境のサポートまで
田口幹人(合同会社未来読書研究所・北上書房)
あとがき
BOOK LIST
BOOK STORES MAP