{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/5

木下龍也/オールアラウンドユー

1,980円

送料についてはこちら

著:木下龍也 版元:ナナロク社 P144 四六変形判ハードカバー 2022年10月刊 詠まなければ歌はそこにないという孤独な作業だが、その歌には同時代の人がそこに生きているという温かみもあり、その上でのこの一冊なのだとしみじみ。人としてのやさしさ、歌人としての落ち着きが感じられる待望の第三歌集。造本は布張り5色。 *恐れ入りますが、布の色は指定できませんのであらかじめご了承ください。 【内容】 *版元より 第2歌集から6年、待望の第3歌集を刊行します。 この間の歌200首と本書のために書き下ろした100首、 合計300首から約120首に厳選して一冊としました。 ●造本について 装丁は『あなたのための短歌集』に続き、名久井直子さんです。 本書は布貼りの上製本で「墨田織」という布を使用しています。 初版では墨田織の色味の異なる5種類を使用しています。 初版分を揃えるためには1色分の布では足りず、 複数の色が必要とわかり、特にお気にいりの5色を本にできました。 短歌の味わいが異なるように、手にした色の本との出会いも、 楽しんでいただけたら幸いです。 ※布色はご指定いただけません。 ●挿み込みについて 本書のために詩人の谷川俊太郎さんと対談を行いました。 その様子をリーフレットにして挿み込みました。 2022年9月の谷川さん宅での詩人と歌人のお話です。 ●書籍(仕上がり)サイズ 概算 寸法:横112mm×縦176mm×厚み14mm 重さ:180グラム ●収録歌より10首 詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you 昔より優しくなった死にたさに「どうしたんだ?」と問いかける夜 生きてみることが答えになるような問いを抱えて生きていこうね ねむれないおまえのためにできるのは灯りをひとつひとつ消すこと 波ひとつひとつがぼくのつま先ではるかな旅を終えて崩れる 雪だったころつけられた足跡を忘れられないひとひらの水 はなびらはやさしい地雷 踏むたびに胸のあたりがわずかに痛い 目を上下上下上下と動かして百年前の詩をうすくむく ひっぱってくれるタイプの犬だったときおりぼくにふりむきながら 鈴を手で包んでそっと揺らしたらちいさくにぶいぼくだけの音 ●プロフィール 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口県生まれ。歌人。 歌集に『つむじ風、ここにあります』、 『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃侃房)。 小社刊行書籍に、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる 光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎と岡野大嗣との共著 『今日は誰にも愛されたかった』、『天才による凡人のための短歌教室』、 『あなたのための短歌集』がある。

セール中のアイテム