





著:カルヴィン・トムキンズ 訳:青山南 P248 文庫判ハードカバー 2022年11月刊
1920年代のフランス。海と山の眺めが見事な豪邸に住み、フィッツジェラルド夫妻やピカソ、ヘミングウェイなど煌めく才能と交流したアメリカ人夫妻がいた。そのあざやかな生活。追憶の甘さとほろ苦さに酔いしれる古典。
【内容】 *版元サイトより
1920年代のフランスに信じ難いほど素敵な生活を営むアメリカ人夫婦がいた。
ジェラルド・マーフィとサラ、二人はパリからアンティーブへ生活の舞台を移し、近郊に住むアーティストや作家、たとえばピカソ、レジェ、コール・ポーター、ヘミングウェイ、フィッツジェラルドとゼルダ夫妻など時代を画する才能をもてなし、その創作活動に多大な影響を与えた。そしてマーフィ自身も画家だった。活動期間はたった8年間であったが、わずかな、しかし素晴らしい作品がMoMAに遺されている。
本書はこのマーフィ夫妻の生活を見事に掬い上げ、ノンフィクションの分野に金字塔を立てたカルヴィン・トムキンズのテキストに、70点近くの家族アルバムとジェラルドの絵画を加えた。
雑誌「ニューヨーカー」初出から60年を経て放つ歴史的名著の決定版!