編:つるとはな編集部 版元:つるとはな P160 210㎜×182㎜ソフトカバー 2023年6月刊
『ヨーロッパ退屈日記』で「スパゲッティの正しい調理法」を指南した伊丹のセンスに、当時の人は脱帽した。そのスタイルはいまも新しく、いまだみなのあこがれである。その台所や書棚から、数多くの料理に関するエッセイ、料理の再現、インタビュー等盛り沢山の内容。
【内容】 *版元サイトより
食いしんぼうですね、伊丹さん!
映画監督、俳優、エッセイスト、なによりひとりの生活者。
表紙のイエローの洋皿は、伊丹十三が独身時代から愛用し、カレーのCM出演の際も自ら持ち込んで使ったもの。子どもたちが小さな頃は納豆スパゲッティを盛る定番でもあったといいます。
若い頃から好みの器を揃え、吟味した道具を使い、家族はもちろん、来客にも料理の腕をふるっていた伊丹十三。
この本では、食にまつわるエッセイをひもときながら、いかに伊丹さんが食べること、作ることを楽しんだかをお伝えします。そして、伊丹さんに影響を受けたさまざまな方々のお話も。
スパゲッティのおいしい召し上り方――細川亜衣
伊丹さんと台所――中村好文
池内家、父の料理――池内万平
ぼくらの好きな伊丹さん――宮脇誠・吉田昌太郎
伊丹十三の料理本――高橋みどり
風邪のときにつくってくれた親子丼がほんとうにおいしかった――宮本信子
(登場順、敬称略)
ほか、映画『お葬式』の舞台となった湯河原の台所の全景、愛用の器、道具類も多数紹介。