



著:佐藤ジュンコ 版元:ちいさいミシマ社 P256 四六判ソフトカバー 2023年9月刊
自分らしく生きたいだけなのだけど、いまの社会には違和感もある。そうしたモヤモヤから逃げず、くじけても今日を生きる。ジュンコさんの実感が、かわいくもペーソスのある絵に詰まっており、これまでとは違う世界に足を踏み出した感がした。
【内容】 *版元サイトより
特別なことはせず、まっとうに精一杯、生きる
著者の分身ともいえるマロン彦が、ささやかな生活の中で出会う、
ちょっとした違和感、コロナや政治の波紋。
見過ごさず、立ち止まり、祈り、歩んだ日々。
5年分の「小さな祈りと選択」を描いた、著者新境地のコミックエッセイ
これからも私はどうにかこうにか描いて生きて暮らしていきたい。大事なものを大事にして、楽しく愉快に気分よくやっていきたい。ときどきへこたれても、しょんぼりしても、押しつぶされず、奪われず、祈って願って、描き続けたい。(…)誰もがそれぞれの「小さな冒険」を自分にできるようにしたいように続けられる世の中でありますように。――「おわりに」より
目次
1 2018/4~2019/3 マロン彦の小さな生活
2 2019/4~2020/3 マロン彦の小さな発見
3 2020/4~2021/3 マロン彦の小さな声
4 2021/4~2022/3 マロン彦の小さな抵抗
5 2022/4~2023/3 マロン彦の小さな祈り