著:小山田浩子 版元:twililight P120 B6変形判ソフトカバー 2023年11月刊
緊張感の続く小説の文章もいいものなれど、身の回りを書いた、リラックスしたエッセイもとてもよい。日経新聞夕刊に掲載されたコラムに書き下ろしを追加。装画はオカヤイヅミさん。
【内容】 *版元サイトより
「全部私小説だと思って書いている」
近くに遠くに潜むいろいろなものに、気づくことの面白さと不思議さ。
日経新聞夕刊で半年間毎週連載したコラムに、書き下ろし2本をくわえた、芥川賞作家・小山田浩子初のエッセイ集がめでたく重版!
「広島の田舎で生まれ育ちいまも似たような地域に住んでいる私は、井の中の蛙というかパイプの中のかえるというか、狭い範囲で暮らしそれなりに充足していて、でもそこから顔を出し世界を見回すこともある」
《収録作品》
まえがき
メボ
被災の国
衣替え
女はしない
鯛
呪いの小石
広島の「平和教育」
新しい「平和教育」
「平和教育」の先
名前のない読書
Eテレさん
ヤゴ
自動ドア
朝の4時
生落花生
呼び方
故郷の言葉
買い物が苦手
映画
オンライン
缶コーヒー
ノートパソコン
餅つき
救急車
近くに遠くに