編:三島邦弘 版元:ミシマ社 P164 四六変形判ソフトカバー 2023年12月刊
特集は「捨てない、できるだけ」。大量生産、大量消費を続けてきたこの世界も、もう九回裏。このままではいられないことを知ってはいるけど、ではどうすればよいのか。そのヒントになる、生活に根差した幾つかの記事と連載です。
*12月7日(木) イベント「捨てない本をつくる、捨てないように本を売る」開催決定
「捨てる/捨てない」ということを、自分たちのフィールドである本の仕事に引き付けたお話になります。会場参加と、オンライン参加とどちらでもOK。ぜひご参加ください。
https://www.title-books.com/event/11749
【内容】 *版元サイトより
私たちが日々している「捨てる」って、なんだろう?
捨てない生活、仕事、商売は、できる?
地球環境が「九回裏」の状況にある今、ゴミ処理最前線の町と本づくりの現場から探る!
・藤原辰史さんインタビュー「九回裏の『捨てる』考」
・「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」ってどんなところ?(レポート)
・土井善晴×大塚桃奈「『ゼロ・ウェイスト』ってなんですか?」(対談)
・平尾剛×中野遼太郎「下手でも『楽しい』を捨てない これからのスポーツ考」(対談)
目次
藤原辰史「九回裏の『捨てる』考」(インタビュー)
「『上勝町ゼロ・ウェイストセンター』ってどんなところ?」(レポート)
土井善晴×大塚桃奈「『ゼロ・ウェイスト』ってなんですか?」(対談)
益田ミリ「列車・箱・宝物」(漫画)
津村記久子「持たされるゴミと缶と保冷剤」(エッセイ)
伊藤亜紗「会議の研究(3) ワーカーズコープの共同想像」(論考)
平尾剛×中野遼太郎「下手でも『楽しい』を捨てない これからのスポーツ考」(対談)
斉藤倫「しっぽをなくした、むかしのじんるい」(児童文学)
齋藤陽道「沁みた記憶」(フォトエッセイ)
「シナノ印刷さんに訊く! 本づくり、どれくらいのゴミが出てますか?」(インタビュー)
「新レーベル『捨てないミシマ社』って何?」(お知らせ)
作・益田ミリ、絵・平澤一平「げっ歯の会」(漫画)
内田健太郎「ペー君と茶碗」(エッセイ)
榎本俊二「ギャグマンガ家山陰移住ストーリー PART11」(漫画)
藤原辰史「捨てる民の精神誌 生態と消費のはざまで」(論考)
「書店、再び共有地」(レポート)
Books & Cafeコトウ〈福島県福島市〉
ReBuilding Center JAPAN〈長野県諏訪市〉
中村明珍「頭髪は偉大、頭皮は憩いの場」(エッセイ)
バッキー井上「あとはオボロ、オボロ影。そしてまた俺は、真俯瞰にいる。 第三部 そして俺たちは欲どおしい。」(コラム)
寄藤文平「図の話。未来の描き方その6」(絵と言葉)
三島邦弘(ブックレビュー)
編集後記