著:ブルーノ・ムナーリ 訳:関口英子 版元:創元社 P48 A4変形判ハードカバー 2023年12月刊
この本は最高ですね。モノを見る様々な視点、それにつけ加える工夫、自然の大きさを知ること……。デザイナーで教育者であるムナーリの本領が発揮された、石に関する絵本。
【内容】 *版元サイトより
「遠く離れたところからだと 小さな惑星のように見える石。
大陸と海、それに島もある。
宇宙飛行士の目には、雲におおわれた地球が こんなふうに見えているのかもしれない。」
――本文より
美術家、デザイナー、教育者、絵本作家……。
多彩な顔をもつ表現者ブルーノ・ムナーリは、海岸でひろった石ひとつひとつにも、ゆたかな個性とファンタジーを見出していた。
石をじっくり観察し、模様がそろうよういくつも並べてみたり、絵を書き入れて物語をつくってみたり。
時には「山のミニチュア」に、高原や湖、そして山を登る人々の姿まで見えてくるかも?
モノクロの写真と素朴なことばでつづる、遊び心たっぷりの石のエッセイ。