編:未来の人類研究センター 版元:ミシマ社 P224 B5変形判ソフトカバー 2024年2月刊
「利他」論考の決定版『RITA MAGAZINE』が創刊。善の押しつけではなく、受け取り手がそこに価値を見出してしまうような、創造の自然な連鎖。それをシステム的、身体的、様々な角度から論じ、語り合った本です。
【内容】 *版元サイトより
東京工業大学の中で、利他研究会が発足してから4年。
AI、ロボット、情報科学が劇的に進化する時代に、利他はどうありうるのか?
「漏れる」工学、「野生の思考」とテクノロジー、「共感」を前提とせずに「共にいる」…
「利他」論考の決定版。
伊藤亜紗/中島岳志/北村匡平/さえ/砂連尾理/三宅美博/三宅陽一郎/稲谷龍彦/藤原辰史/真田純子/塚本由晴/ドミニク・チェン/山本真也/小林せかい/磯﨑憲一郎/木内久美子/國分功一郎/山崎太郎/若松英輔
【目次】
Chapter1:「漏れる」工学
・分身ロボットとダンス
・ロボットとAIから利他を考える
・「漏れる」社会システムをつくるには?
Chapter2:「野生の思考」とテクノロジー
・石やミツバチから土木を見ると?
・建築と都市から利他を考える
・人間ではない「隣人」の声が聴こえる!?
Chapter3:「共感」を前提とせずに「共にいる」
・ボノボやチンパンジーに利他はあるか?
・「ただめし券」と「まかない」から利他を考える
・歓待と利他――住まいの空間と構造