著:松岡宏大 版元:国書刊行会 P256オールカラー 四六変形判布張りハードカバー 2024年2月刊
シックな本ながら、そこに込められた熱量が静かに伝わってくる。それは「旅し、蒐める」ということに、自らを賭けたものの持つすごみだろう。世界を旅しながら蒐集されたものの、ひとり博覧会。なんとも贅沢な気分になる一冊。
【内容】 *版元サイトより
「ひとりみんぱく」とはなにか?
写真家・編集者・ライターとして
世界中を旅してきた松岡宏大氏の部屋には、
世界各地の文物であふれている。
みんぱく=国立民族学博物館。
すなわち、わが家の民族学博物館、
それが「ひとりみんぱく」だ。
1990年代よりバックパッカーとして世界をめぐり、
現地で出会った人々や景色、
そして蒐集してきた数々の物もの。
土器、漆器、仮面、仏像、絨毯……
どこか不思議な魅力をもつ工芸、民藝の数々。
インドで、チベットで、ミャンマーで、リビアで、サハラ砂漠で、
文物からは旅の記憶があふれだし、
含蓄? 蘊蓄? 軽快なるエッセイを挟みつつおくる本書は、
物の本か? 旅の本か?
地球をまるごと感じる、
The Museum of Ethnology in My Hands!
松岡氏は、『地球の歩き方 インド』をまとめ、
美しき絵本『夜の木』で知られるタラブックスの本を上梓するなど、
とりわけインドに造詣が深い。
私家版『ひとりみんぱく123』『ひとりみんぱく45』が好評、
美しい本づくりで定評のサイトヲヒデユキ氏のブックデザインを得て、
満を持して世の中におくりだす!
収録物品120点超に、美しい旅の写真。
美麗クロス装。