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姜信子 山内宏泰 志賀理江子 他/被災物 モノ語りは増殖する

3,850円

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著:姜信子 山内宏泰 志賀理江子 川島秀一 山内明美 東琢磨 被災物ワークショップ参加者 版元:かたばみ書房 P256 四六判ソフトカバー 2024年2月刊 気仙沼のリアスアーク美術館には東日本大震災の「被災物」の常設展示があり、隣にはその「物」に関する記憶が書かれている。被災地のそうした集合記憶のような言葉と、非当事者からの応答。記憶と言葉が繋がっていく本。 【内容】 *版元サイトより 気仙沼のリアス・アーク美術館には、東日本大震災の「被災物」が展示されている。 2019年、この展示に出会った姜信子は、「被災物」に応答すべく、 大阪で「被災物」をモノ語るワークショップを始めた。 傷ついたモノを前に、人は思わず記憶の底の声を語りだす。 モノに宿された記憶は、語りなおしを通して、命をつなぐ。 路傍の地蔵や道祖神の謂れのように。 亡き娘のぬいぐるみ、携帯電話の声、山の供養塔、寄り物と漁師の思想、 第五福竜丸事件、東京電力福島第一原発事故による汚染処理水の海洋投棄…… 本書は、「復興」の物語からはみだす、小さな〈モノ語り〉の記録であり、 他者の記憶の継承という問いに対する、真摯な応答の記録である。 当事者/非当事者の境界を越えて、命の記憶を語りつぐために。 カラー32頁。志賀理江子の撮り下ろし新作未発表写真16頁を付す。 Ⅰ 終わりと始まり 「被災物に応答せよ」「第三者による記憶の継承」という問い  姜信子 モノ語り集Ⅰ   祠/郵便受け/漁船/シュガーポット 記憶の器としての被災物  山内宏泰 Ⅱ 「モノ」語りは増殖する 「被災物」は記憶を解き放つ  記憶のケアとしての「モノ語り」  姜信子 モノ語り集Ⅱ   ぬいぐるみ/トランペット/電柱/足踏みミシン/ドラム缶/携帯電話   呼び鈴/トタン板/床板/児童文学全集/椅子/洗濯機/香炉/受話器  座談会1 これは、きっと、新しい神話の増殖が始まっているんだ       「被災物ワークショップ」参加者 Ⅲ 氾物語-躊躇なく触る リアス・アーク美術館に眠るもの 案内する人 山内宏泰 写真 志賀理江子 土の時間、水の時間  東琢磨 Ⅳ 恵比寿の到来 ナニカが海からやってくる  姜信子 えべっさま、ようきてくれましたな  武地秀実 目覚めよ、ヒルコ  岡本マサヒロ 座談会2 気仙沼リアス・アーク美術館「被災物」の企み      山内明美×山内宏泰×ワークショップ参加者×姜信子 Ⅴ 新しい祭りへ 南三陸集会+気仙沼への旅 姜信子 エビスが語りて命をつなぐ 川島秀一

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