著：友田とん　版元：代わりに読む人　P144　新書判ソフトカバー　2024年3月刊 「パリのガイドブックを片手に東京の町を歩く」というコンセプトを掲げたはよいが、いつ歩き出すのかといった本書も3号目。誰しもが頭の中で考えていそうなぐるぐるを、ユーモアを交えぐるぐるのまま書き進めていった作品で、今号では一つの山とでも言うべき邂逅が用意されていて、笑い泣くという宙づり状態にさせられる。