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Coyote No.82 特集 安西水丸の教え

1,540円

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版元:スイッチ・パブリッシング B5変形判ソフトカバー 2024年3月刊 没後10年。発売中の『Coyote』の最新刊は、2回目の安西水丸特集です。残されたものが紐解いていく、その十か条や創作術、インタビューなど。圧巻は、村上春樹「午後の最後の芝生」に各ページ挿絵を施したもの。二人の相性の良さがわかる。水丸さんはこの作品を最高傑作と評したそうだが同意見です。 【内容】 *版元サイトより イラストレーター安西水丸、没後10年の節目の年に贈るメモリアルイシュー どんな世界、どんな人でも絵になる。安西水丸が最初に私たちに教えてくれたことだ。机の上の文房具から、玩具、そして旅、映画、小説、音楽とともに安西水丸は生きた。一本の線からいきいきと活写される安西水丸の物語に私たちは魅了され続けている。どう描けばいいのか? という前回のCOYOTEの安西水丸特集『おもしろ美術一年生』は、ありふれた日常に小さな神様がいることを伝えていった。それは発見の旅であった。ならばもっとこの旅を続けたい。もっと知りたい安西水丸の軌跡。 【CONTENTS】 村上春樹「午後の最後の芝生」 巻頭では村上春樹の短篇作品「午後の最後の芝生」を、1987年にモリサワのPR誌「たて組み・ヨコ組み」で初めて発表された安西水丸の挿画とともに掲載します。 安西水丸の十カ条 生きるとは描くこと、それが安西水丸の創作術でした。その教えには技術論を超えた生き様とも呼べる哲学が刻まれています。今号の案内人を務める安西の弟子の信濃八太郎と山崎杉夫が、数ある安西の教えの中から厳選した十カ条をご紹介します。 一本の線が大地をそして空を描く 早稲田大学村上春樹ライブラリーで2024年4月9日まで開催の「安西水丸展 村上春樹との仕事から」をはじめ、安西水丸の展覧会のキュレーションを手がけてきた小高真紀子が、数々の作品を手がかりにその軌跡を辿るエッセイ。 映画を学ぶこと 安西水丸と映画を語るうえで欠かすことのできない番組『W座からの招待状』で、小山薫堂の現パートナーを務める信濃八太郎とともに安西の映画術へと迫ります。 その映画術 視線の先 W座の安西水丸の世界 安西水丸が『W座からの招待状』で描いた映画作品は全132本。その中から厳選した43タイトルのイラストレーションと番組内で語られた貴重な言葉を、信濃八太郎の解説とともに掲載します。 風景をどう描くか 旅を愛し、訪れる先々のなにげない風景を時に自身の姿を交えながら描いた安西水丸。愛おしむように眼前の光景を見つめるその背中はその土地を一層魅力的なものにします。そんな安西独自の旅の創作術へと迫ります。 原風景をたどる ふるさと千倉は近くにありて描くもの 荒れた海辺も寂しい野原も冷たい風も安西水丸にとっては刻々と表情を変えた自然からの贈り物でした。見ること感じること、その日のありようを安西は夢中で記憶していきました。 風景をどう描くか その視線 千倉スケッチ旅行記 安西水丸が幼少期を過ごし、自伝的漫画集『青の時代』の舞台ともなった千葉県千倉へのスケッチ旅を手がかりに、描く対象と向き合う姿勢や眼差し、描き方といった安西流の創作術を山崎杉夫がひもときます。 安西水丸の残した銅版 山本容子に版画の世界を訊く 本号の取材の中で発見した安西水丸の銅版をベースに、版画家山本容子監修のもと制作した版画集『ONE DAY』(3月19日小社刊)の制作背景をドキュメントでお届けします。 <そのほかのコンテンツ> ●安西先生のこと、映画のこと 信濃八太郎が映画にまつわる安西水丸との記憶を綴ったエッセイ。 ●僕の色を探しに 館林スケッチ旅行記 千倉への旅の準備として、自身が幼少期を過ごした館林を旅した山崎杉夫によるスケッチエッセイ。 ●Foxfire True to nature Vol.16 自然に挑むのではなく、自然と共に生き、自然に対して真摯であること。表現者は自然の声に耳を傾け、生きる知恵を学ぶ。映画『ミルクの中のイワナ』の坂本麻人監督が本作を通して問う、自然と人間の新たな関係とは。 ●賢治再訪としての「土神ときつね」と「或る農学生の日誌」 学校地下新聞 イッセー尾形 ●最初の一歩 第82回 岸田ますみ 絵=岸田ますみ ●Photo Story 山形での幼少年時代 沢渡朔

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