著:シドニー・スミス 訳:原田勝 版元:偕成社 P40 260㎜×240㎜ハードカバー 2024年4月刊
絵本でこんな心の領域も描けるんだ!とすごく驚いた。新しい人生に踏み出す母と息子。二人はベッドの上で、一つずつ昔の出来事を思い出して……。繊細な心の襞と、人生の過ぎ去った時間とを描く絵本。絵本に描けないことってないんだなぁ。
【内容】 *版元サイトより
「ねえ、おぼえてる? パパと3人で、野原へピクニックにいったときのこと」
明かりを消したあとのベッドでかわされる母と子の親密な会話。
喜びと痛みをともなう思い出を受けとめて、新しい人生を歩みはじめる2人をてらす朝の光。
絵本の可能性をきりひらく作品で、世界から注目を集めるシドニー・スミスが、自らの子ども時代の体験を3年がかりで描いた、心ゆさぶる絵本。
著者インタビュー:https://kaiseiweb.kaiseisha.co.jp/a/ath/ath2404/