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島田潤一郎/長い読書

2,530円

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著:島田潤一郎 版元:みすず書房 P256 四六判ハードカバー 2024年4月刊  本の周りにある物語。それを島田さんは、自分の手で何度も磨き上げ、誰にでも理解できる素朴な言葉だけを使って、そっと差し出す。その文章はレーベルの力により、そのよさを更に引き出された。本を読むことに関して書かれた散文集、あたらしい古典の誕生。 【内容】 *版元サイトより 「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」 【目次】 ■本を読むまで 本を読むまで 大きな書棚から 家に帰れば 『追憶のハイウェイ61』 バーンズ・コレクション 江古田の思い出 遠藤書店と大河堂書店 大学生 『風の歌を聴け』 本を読むコツ 文芸研究会 Iさん すべての些細な事柄 「アリー、僕の身体を消さないでくれよ」 大学の教室で ■本と仕事 『言葉と物』 『なしくずしの死』 『ユリシーズ』がもたらすもの 沖縄の詩人 リフィ川、サハラ砂漠 遠くの友人たち 『魔の山』 H君 団地と雑誌 本づくりを商売にするということ 「ちいさこべえ」と「ちいさこべ」 アルバイトの秋くん ■本と家族 リーダブルということ 『アンネの日記』 『彼女は頭が悪いから』 子どもたちの世界 宿題 ピカピカの息子 声 そば屋さん 山の上の家のまわり 長い読書

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