著:冬野虹 編:四ツ谷龍 版元:素粒社 P376 四六判ソフトカバー 2024年5月刊
俳句や詩、童話、絵画など、様々な形式により、そのポエジイを表現した冬野虹。造本もよく、かすかなささやきが聞こえてきそうな詩と線画です。
【内容】 *版元サイトより
俳句・詩・短歌・童話・歌詞・絵画など多様な形式でのきわめてすぐれた表現を達成し、吉岡実(詩人)、中西夏之(美術家)、永田耕衣(俳人)ら第一級の芸術家たちが才能をみとめた作家、冬野虹(1943-2002)による珠玉の作品群および散文をあつめた詩文集がついに刊行。
2015年刊行の『冬野虹作品集成』(四ッ谷龍編、書肆山田)より主要な作品を抄出し、同書未収録であった詩歌や散文および著者自身による挿画を掲載。巻末には俳人であり夫である四ッ谷龍による冬野虹論「あけぼののために」と回想録「冬野虹との二十年」を併録。
【目次】
Ⅰ 俳句
雪予報抄
網目抄
Ⅱ 詩
頰白の影たち抄
補遺
Ⅲ 短歌
かしすまりあ抄
拾遺
Ⅳ 散文ほか
葉の上の
桜の木
パンフィリアの泉
かみさまへのてがみ
天使の絆創膏
散歩の毬
ルーペ帳
はつなつの七つの椅子
Ⅴ 冬野虹論――四ッ谷龍
あけぼののために
冬野虹との二十年
解題
冬野虹年譜
後記