著:最果タヒ 版元:新潮社 P96 四六変形判ソフトカバー 2024年5月刊
「誰かの心音になるような形で、言葉が届くことはある。
そう信じているから、私は詩を書いています」
言葉はその人の灯りになるもの。夜を温めるような最新詩集。
*サイン本は売り切れました。
*詩のカード付き(内容はお選びできません)
【内容】 *版元サイトより
《だから空がとても赤く燃えている。ぼくは愛されたい。》――今、ここにいる私たちの魂の秘密は、詩のコトバによってしか解き明かすことができない。《どこからなら、きみを連れ去る神様の手のひらがやってきても平気か、教えて。水平線か、地平線?》生命と世界の光と影をあますところなく照らし出す決定的な43篇。
【目次】
流れ星の詩/浜辺の詩/透明な水/大晦日の詩/天国は秋の季語/放課後婚/つらら/星座卿/赤色の詩/薔薇/讃美歌/森/紫陽花の花束/世界線/川じゃない/死なば諸共とろろ/戦争/生前の夏/氷の詩/窓際の詩/机上の体育/パール色/花束の詩/幽霊たち/地平線の詩/波紋の詩/ボランティア/川辺の詩/春一番の詩/爆撃機に乗って/2099/彗星の詩/花瓶の詩/教室/愛になる/さみしい子戦記/満ち潮の詩/薔薇滅/宝石の詩/翼をください/心臓売り/雪化粧の詩/薔薇の棘
あとがき
初出