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朝倉圭一/わからないままの民藝

2,970円

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著:朝倉圭一 版元:作品社 P264 四六判ソフトカバー 2024年6月刊 「はっきりとは言えないけど、何か好きだ」。わたしたちの周りはそうしたもので溢れているが、それでも考えることで近づけるのではないか。歴史から、自らの店「やわい屋」を開いた体験から、民藝に近づこうとした思索の記録。 【内容】 *版元サイトより 飛騨高山の工藝店「やわい屋」の店主が“新時代の民藝”の姿を生き生きと綴った、これまでにない、新しい民藝エッセイ。 「わからないまま」は、「わかる」や、「わかった」よりもずっと信頼できる。 なんとなく、且つ、強く、そう感じている僕ですが、この本を読んでそれに自信が持てました。 生活者の体感と、博識な言語世界を縦横無尽に旅して、独特な感性で見つめるような朝倉さんの思索や活動は、それ自体が民藝のよう。さすが、民藝運動の父・柳宗悦が「旅の心を誘うところ」と言った飛騨国に生まれ育った人です。 ――星野概念(精神科医など) 【内容目次】 はじめに 第1章 民藝の百年を遡る ……百年前の若き日の民藝の先達が見つめた先にあった日常について  民藝はわかりにくい  民藝は誰のものだったのか  それぞれの「健康」と「自然」  民藝の特性とありのままの暮らし  もののない時代を生きた人々  発酵と祈りの国  「生活」は変わらないもの 第2章 飛騨高山と観光と民藝運動 ……飛騨地域における民藝運動の歴史について  まちづくりと民藝運動  柳宗悦と飛騨――「飛騨国は旅の心を誘うところであります」  (1) 初めての飛騨 一九二五?二七  (2) 戦後の飛騨 一九三四?四八  (3) 最後の旅 一九五三  飛騨・民藝運動のはじまり  花森安治と飛騨――「おとぎばなしのような町」  飛騨民藝運動の父・日下部礼一が遺したもの 第3章 工藝店「やわい屋」の物語 ……自身の半生と「やわい屋」における日々について  やわい屋前夜  民藝との馴れ初め  差し込んだ光と湯?み  僕らの古民家再生物語  我が家の完成  やわい屋のこぼれ話  仕入れたものは売るためのもの  日本民藝館に初めて行った日  「こんにちは」で迎える 第4章 現代に息づく民藝 ……これからの時代を共に歩む親しい同行者としての民藝について  見えないものへの眼差し  「ものづくり」に見る未来の姿  「待てる」関係の育み方  「いとおしさ」で?がる未来  「協力」「結合」「共有」の世界  利他と民藝  無事の民藝  あの日のとんかつは民藝だった おわりに

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