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著:梶谷いこ 自主制作 P152 文庫判 2024年7月刊
京都在住の文筆家、梶谷いこさんの本。生きる時間をなぞるように見つめ、そこにある光を綴ったエッセイ。好きなタイプの文章です。
【内容】 *著者サイトより
傷だらけのステンレスボウル、まだ名前を知らなかった頃のナムルの味、エビと地理、「全人代」の茶杯、早起きして体を動かすことで得られるもの。コロナ禍に経験した隔離生活を経て、再発見された暮らしの細部への愛着。見過ごされがちな日常への鋭利な洞察によりすくい上げられる、息をするために必要な、最低限の営みを見つめ直す十九編。
日常の「細部」にまつわるエッセイ19編を文庫本のスタイルでまとめた一冊です。
前半は11編をほぼ書き下ろし、後半は「梶谷いこのホームページ」に掲載してきた「当用雑記」に加え、新たに書き下ろしたものを含め8編のエッセイを収録しています。
もくじ
細部に宿る
ナムル
海老地理
カニ鍋とステーキ
茶碗蒸し
白磁
餅
昼休み
ファンデ
モーニング
はれの日
当用雑記
「Bスポット」
他人
かまへん
文筆家
YES
スパンコール
陽気
絶景
解説 奥村千織(1003店主)
あとがき