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著:キム・ジヘ 訳:尹怡景 版元:大月書店 P240 四六判ソフトカバー 2024年7月刊
わたしたちは、人生のどの段階においても、ある時はよき息子として、ある時はよき妻としての役割を、演じさせられている。だがそこにマイノリティといった「よそ者」の視点を入れると、あたり前だった役割にもつれが生じる。社会制度に隠された抑圧と排除のメカニズムを、あざやかに描き出す。
【内容】 *版元サイトより
LGBTの権利や性教育を認めれば「家族が崩壊」する?
私たちを無意識に拘束する「健全」な家族という虚像が作りだす抑圧や差別、排除を可視化する。
日韓累計25万部『差別はたいてい悪意のない人がする』著者待望の第二作。
プロローグ 家族という脚本
第1章 どうして嫁が男じゃいけないの?
第2章 結婚と出産の絶対公式
第3章 望まれない誕生、許されざる出産
第4章 役割は性別によって平等に分業できる?
第5章 家族の脚本を学ぶための性教育
第6章 不平等な家族の脚本
第7章 脚本のない家族
エピローグ マフィアゲーム
解説 空気のような存在としての家族、問題の因子としての家族(梁・永山聡子)