編:加藤直徳 版元:NEUTRAL COLORS P276 B5判ソフトカバー 2024年7月刊
毎回、すごい熱量を雑誌として編んでくる『NEUTRAL COLORS』の5号が入荷。特集は「言語」。それは伝えるための道具であるけど、同時に障壁にもなる。そうしたもどかしさ、可能性を、紙の雑誌でできることを極限まで活かした、そのものが一つの言語と言える一冊。
【内容】 *版元サイトより
第5号の特集は「言語」です。言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。グローバル化が進んでもスキップできない。土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視するNEUTRAL COLORSとしては探究したいテーマです。この特集では言語の伝わらなさを認め、どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。言語とは「伝えようとするもの」すべてです。
・言語特集の扉
・父が見つけたもうひとつの言語
・言語の地層
・ミヤギフトシ:ニューヨークへ、 ニューヨークから
・インドネシア伝統文字を追って
・わたしの好きな字
・ヒロインズと翻訳と「行く場所」
・2H0E1
・森山未來:身体が言語を踊るとき
・視覚・身体・言語 見ているのに見えていなかった隣の世界
・記号接地遊戯β オノマトペ
・動物言語① シジュウカラ
・パラ言語としてのタイポグラフィ
・選ばなかった道たち――それでも言語の探究を
・それは50かもしれない
・指で読む言葉
・NCリソ刷り唄
・動物言語② ミナミハンドウイルカ
・プログラミング言語問答
・インドの言語で彷徨って座談会
・ルーマニア語:詩人の言葉
・言語特集のための書体
・動物言語③ 頭足類
・澤田詩園:読み込み中......
・木原共:明日たちのカレンダー
・アラビア文字 最初の一筆
・自分の中の言葉
・基地と坂道と米語
・君の人生にはなぜ、 異なる言語が必要なのか
・27歳の留学日記
・アモールがくれた言葉たちへ
・手の声が聞こえる
『NEUTRAL COLORS』はインディペンデントな雑誌です。一番大切しているコンセプトは「個人のなかで生まれたものを伝える」こと。編集者、デザイナー、寄稿者自身が、実際に目で見たこと・感じたこと・ずっと考えてきたことが題材となります。一方で、自身が表現するものには責任を持つべきです。あらゆる差別やハラスメント、誹謗中傷は掲載しません。
発行は1年に1冊。とてもゆっくりと感じられるでしょうか。私たちはその時間をリサーチ、実地、思考、印刷に向けているのです。第5号の特集は「言語」です。言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。グローバル化が進んでもスキップできない。土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する本誌としては探究したいテーマです。この特集では言語の伝わらなさを認め、どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。言語とは「伝えようとするもの」すべてです。
NEUTRAL COLORSの特徴
・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材
・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量
・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷
・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様