



著:舟越桂 版元:現代企画室 P68 A4変形判ハードカバー 2024年8月刊
放っておけばそのまま捨てられていたかもしれない木っ端。それに手を加えて、家族のためのおもちゃをつくる。モノがモノとして大切にされていることが一瞬にして伝わる、作品のようで作品でない、宝物のようなモノたち。四作品を加えた増補版。
【内容】 *版元サイトより
舟越桂が家族のために木っ端で制作したおもちゃを集め、一冊の絵本のような作品集に仕上げた名作『おもちゃのいいわけ』を、2024年7月から開催される彫刻の森美術館の「舟越桂 森へ行く日」展を記念して復刊します。それぞれのおもちゃにまつわる物語がエッセイとして綴られ、子どもたちを思う父親としての心情がしみじみと伝わってくる味わい深い一冊です。1997年に刊行されたすえもりブックス版の完全復刻に加え、著者がとくに気に入っている4つの作品と、制作にまつわるエピソードを収録し、増補新版として出版します。
特別な思いを込めてつくる。それはおもちゃであっても作品をつくる感覚と何ら変わることはない。これ以上の贈り物はあるでしょうか。桂さん、ありがとう。 —三沢厚彦(彫刻家)
この本が復刊されるとは何と嬉しいことでしょうか。しかもまるで置き土産のように幾つかの作品と桂の言葉も添えて。—末盛千枝子(絵本編集者)