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著:馬場正尊 版元:どく社 P424 四六判仮フランス装 2024年8月刊
建築という言葉には建物を一から設計するだけに留まらない広がりがあり、馬場さんはそれを体現したような人だ。見てみたい未来と目の前の場所から、独自の建築をつくる。「パブリック」「エリアリノベーション」などテーマ毎にゆるやかに編まれた雑想記。
【内容】 *版元サイトより
どんな風景のなかに
生きていたいのか
リノベーション・ムーブメントを牽引した
「東京R不動産」の立ち上げをはじめ、
新領域への越境をつづけてきた“風景の建築家”は
今日も世界を右往左往!?
仕事と生き方をめぐる思考と記憶の雑想記。
「次の時代の都市が、風景が、なにを欲しているか。
それを探すために、また旅をし、言葉を紡ぎ、建築をつくる。
それを繰り返してきたし、これからもつづけるのだろう」(本文より)
「先が見えない」を愉しみたいすべての人へ
これからの働き方、生き方を導く1冊。
【目次】
🔳マイクロメディア
・旅からはじまる建築
・マイ・メディア
・言葉を探しに/僕のインタビュー論
・エディティング
・サブカルチャーと建築
・取材は魔法の絨毯
・『A』
・欠落が新しい能力をひらく
・秋葉原的言語感覚
・壁面の衝撃/大友克洋GENGA展
🔳リノベーション
・R-project
・『R the Transformers 都市をリサイクル』
・リノベーション
・東京R不動産
・フリークス/Freaks
・toolbox
・ポテンシャル・ビル
・Open Architecture
・点から面へ、建築から都市へ
・団地再生
・副大臣に直訴
・団地に住もう!
🔳エリアリノベーション
・CET(Central East Tokyo)
・合法的スクウォッティング
・アバンギャルドは東に向かう?
・エリアリノベーション
・街並みを維持する祭り
・水街東京
・佐賀市柳町歴史地区の再生
・TRAVIS/トラヴィス
・故郷の未来のジレンマ
🔳新しい郊外
・小さな農家
・新しい郊外
・言葉からはじまる設計
・東京郊外の未来を描く
・新しいふるさと
🔳パブリック
・空間を変えると、社会が変わる
・『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくり方』
・サイレントマジョリティ
・公共R不動産
・時間と制度の隙間に浮かぶ船上バーの夜
・佐賀「勝手にプレゼンFES」
・PUBLICWARE /パブリックウェア
🔳工作的建築
・クライフ世代の建築とデザイン
・泊まれる公園「INN THE PARK」
・仮説的ランドスケープ
・ 「 LIVE +RALLY PARK.」
・テンポラリーアーキテクチャー/Temporally Architecture
・トライアルサウンディング
・平成という経済秩序の建築
・清家清インタビュー回想
・THROWBACK /スローバック
🔳PLAY
・Run into the open space!
・WORKからPLAYへ
・オフィス空間再編
・「建築」と「物件」
・リビングルームのようなオフィス
・REWORK/リワーク
・サッカーをアナロジーに建築を考える
・Under Construction
・Traveling Life
🔳パークナイズ
・ロンドン郊外の田園都市
・ありえたかもしれない、しかし失われた風景
・多様性が共存する新しい風景
・記憶の底にある風景の旅
・鳩の到来は引っ越しの兆し
・パークナイズ/公園化する都市
・屋根のある公園に見立てた「iti SETOUCHI」
🔳クリエイティブローカル
・あしたどんな風景のなかに生きていたいのか
・アルベルゴ・ディフーゾ
・イタリアにおける価値観の逆転
・旧東ドイツ、所有と共有のバランスを模索した空間
・デトロイト、街をつくる主役の交代
・プロセスこそが美しいアラヴェナの建築
・衰退の先の風景
・陶磁器文化の身体化
・故郷の夏、抽象的な時間
・ウォーターハウスホテル
🔳ポスト・ビルディング
・不確定な時代のなかの建築家たちの試行錯誤
・雲のような建築への希求
・ポスト・ビルディング
・ポスト・シティと宮崎駿
・妄想病棟
・カプセルホテル・ワンダーランド
・ウズベキスタン