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著:仲俣暁生 版元:破船房 P136 B6判ソフトカバー 2024年9月刊
二人のムラカミは日本文学をいかに変え、それに続いた世代の作家たちはそれをどう更新したか。2002年に刊行された日本文学の見取り図は、その有効性をいまだ失っていない。70年代後半からはじまる文学を、その時代とともに追いかけた文学評論。
【内容】 *版元サイトより
2002 年に刊行され、ながらく絶版だった幻の名著を完全復刊! 村上春樹と村上龍はそれまでの日本文学をどのように変えたか。二人の「ムラカミ」に続く世代の作家──保坂和志、阿部和重、町田康、吉田修一、堀江敏幸、星野智幸、赤坂真理はどのように文学を刷新したか。22 年前の本なのに、いまもいちばんあたらしい、現代日本文学理解のための最良の副読本。
(B6 判・136 ページ 無線綴じ2000 円+ 税)
目次
はじめに(2002 年)
第一章 村上春樹と村上龍── 70 年代後半という時代
第二章 「ポップ文学」と「ポストモダン文学」── 80 年代文学の迷走
第三章 保坂和志と阿部和重── 90 年代前半の「風景」
第四章 「J文学」の廃墟を超えて── 90 年代後半のリアル
第五章 21 世紀日本文学の行方
二十二年後のあとがき(2024 年)
◎本書で取り上げられている主要作品
村上春樹『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『神の子どもたちはみな踊る』、村上龍『限りなく透明に近いブルー』『コインロッカー・ベイビーズ』『愛と幻想のファシズム』、高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』『日
本文学盛衰史』、保坂和志『プレーンソング』、『この人の閾』、阿部和重『アメリカの夜』、『インディヴィジュアル・プロジェクション』『ニッポニアニッポン』、堀江敏幸『郊外へ』、吉田修一『最後の息子』『パレード』、星野智幸『最後の吐息』『嫐嬲』、高見広春『バトル・ロワイアル』、黒田晶『メイド イン ジャパン』etc...