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著:若松英輔 画:西淑 版元:亜紀書房 P174 四六判ハードカバー 2024年9月刊
見通すことのできない闇でも、小さな灯りがあれば、少しずつでも前に進むことができる。そうした、魂を静かに照らしてきた言葉をめぐり、綴られた一冊。
【内容】 *版元サイトより
「手放す」「信じる」「応答する」「聞く」「読む」「書く」などの小さな言葉から、深く生きるためのヒントを照らすエッセイ集。
【目次】
この本の用い方―はじめに
1.失われた物語性を求めて……新美南吉
2.老いて増す能力……永瀬清子「第三の眼」
3.花について……岡倉天心『茶の本』
4.読書家・購書家・蔵書家……井筒俊彦とボルヘス
5.伝統と因習について……池田晶子の教え
6.話す・書く・聞く……金子大栄「対応の世界」
7.信念について……小林秀雄・論語・坂村真民
8.かなしみとは……鈴木大拙『無心ということ』
9.良知とは何か……王陽明の教え
10.偶然と運命について……九鬼周造の思索
11.人生の問い……C・S・ルイス『悲しみをみつめて』
12.言葉を練磨する……マラルメ「詩の危機」
13.本との出会い……石垣りんの詩と随筆
14.たった一つの言葉……サン=テグジュペリと須賀敦子
15.研究・調査・読書……井筒俊彦の創造的「誤読」
16.意志について……フィヒテ『人間の使命』
17.画家の原点……中川一政『画にもかけない』
18.写生について……正岡子規から島木赤彦へ
19.創造的に聞く……ミヒャエル・エンデ『モモ』
20.抽象と具象について……道元『正法眼蔵』
21.読むことの深み……ドストエフスキーをめぐって
22.想像力について……三木清『構想力の論理』
23.好奇心について……アーレントとモーム
24.手放すとは……『ゲド戦記』と美智子さまの詩
25.深秘とは……リルケと原民喜
おわりに
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