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著:斉藤倫 画:牡丹靖佳 版元:偕成社 P130 四六判ハードカバー 2024年11月刊
詩には、それが書かれることになったあて先がある。街のゆうびんやさんは、詩のような手紙を誰かの代わりに書き、相棒がそれを届けた。そして手紙をもらった人は、自分あてのことばを胸に、前を向けるようになった。ことばの力を感じる物語。
*サイン入りは売り切れました。
【内容】 *出版社ウェブサイトより
ちいさな街のちいさな郵便局ではたらくふたり、ガイトーとトリノス。
ある日、ガイトーは、一度も手紙をもらったことがないという
灯台守のじいさんに、「手紙」を書いてみることにした。
「みょうなてがみもあったもんだ」
配達したトリノスがつぶやくと、灯台守はこういった。
「あんた、しらないのか。これは、詩、って、もんだよ」
詩って、なんだろう?
その輪郭をやわらかに描き出す、詩人が書く「しじん」の物語。