{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/4

向坂くじら/ことぱの観察

1,980円

送料についてはこちら

著:向坂くじら 版元:NHK出版 P272 四六判ソフトカバー 2024年12月刊 注目されるには理由がある。本書は、ひとつの言葉を手掛かりに、そこから考えたこと、思い出した出来事などを綴ったエッセイだが、ある言葉の後ろに、こんなたくさんの言葉があるものかと驚く。解像度の高さ、文章のグルーブ等、どれをとっても一級品。 【内容】 *出版社ウェブサイトより 「好きになる」「さびしさ」「つきあう」――。日常で何気なく使っている言葉で私たちは、他人と「本当に」分かり合えているのだろうか。一つ一つの言葉が持つあいまいさや脆さを鋭く見抜き、記憶や経験、痛みや喜びの「手ざわり」からその意味を結び直す。他人や、自分自身や、そのあいだにある関係を観察した日々の、試行錯誤の記録。 ある言葉があって、同じ言葉を使う他人がいる。しかし、お互いにほかの文脈を持っていて、ほかの意味を考えている。だから会話が食いちがい、ときに関係がうまくいかなくなるのだ。定義をしながら、そしてその不完全さを思いながら、いつも感じてきたことがある。言葉がわたしの中である意味をむすぶとき、そこにはわたしの記憶や、経験や、痛みや喜びの手ざわりが、どうしようもなくまとわりつく。そしてきっと、他人の使う言葉には、彼らの記憶や、経験や、手ざわりが、同じようにまとわりついている。(「観察」より) 【目次】 まえがき 1.「友だち」「遊びと定義」「敬意とあなどり」「やさしさ」「確認」「忘れる」「くさみ」 2.「好きになる」「恋」「ときめき」「性欲」「つきあう」「愛する」 3.あなた「友だち2」「めまいと怒り」「さびしさ」「寝る」「飲むとわかる」「乗る」「観察」

セール中のアイテム