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著:藤原麻里菜 版元:文藝春秋 P208 四六判ソフトカバー 2025年3月刊
タイトルに惹かれて読んでみたが、ことごとく現実の約束事を踏み越えていくところにパンクな精神を感じた。「子ども服を買う」「キッズケータイで生きる」「天井を見続ける」…。この時代にはびこる「生産性」という呪いを解いたアートな本。
【内容】 *出版社ウェブサイトより
「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」
ユニークな無駄発明で人気の著者による脱力系エッセイ集。
じっと天井を見つめ続けてみたり、幼児にまじって砂場で遊んでみたり、まだ名前のついていない行動を探してからだを動かしてみたり、着色料を溶いた水を飲んでみたり……。
じわじわとこみ上げる笑いとともに読み進めると、「余計なこと」を求める著者の心のやわらかい部分が見えてくる。