




著:qp 版元:左右社 P129 A5変形判ソフトカバー 2024年11月刊
何に価値を見出すかは、ゼロから何かをつくることと同じく意味があることだが、誰もが知っている喫茶店の水に焦点を当てた美しい本。様々なテーブルの上のグラスに収まった水を写した写真と、やわらかながら、少し哲学味もある幾つかのエッセイ。
【内容】 *版元サイトより
著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。
透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。
【目次】
自然光
喫茶店ですることは
窓の観察
集めること
季節によって変わる水
透明水彩
銭湯
コップの種類を変えてくれる喫茶店
名前のない喫茶店
深夜喫茶から生まれた恋
川について
なくなる喫茶店
コントロールすること
選ぶこと
外から見る
少し
夕方の喫茶店にいる
旅先の喫茶店、または使命
喫茶店で朝食を
喫茶店の音
美しさの先
喫茶店の名前
テーブルの上
ある日の撮影
北欧の喫茶店の水
あとがき